Webサイトを制作する前に

松寿 英次

新しいホームページの制作やリニューアルをする前に考えておかなければならないことの一つに「サイトの作成方法を決める」ことが挙げられます。

サイト制作の前に、サイト制作の目的を達成するために運用面も考慮しながら、どのような形のサイトを制作していくのかを事前に検討しておきましょう。実現したいと思っていたことができなかったり、管理が大変になったりという事態に陥らないよう、専門書籍を読んだりプロの専門業者に相談するのも良いと思います。

制作途中でも制作後でも、切り替えるとそれまでの労力・コスト・時間が無駄になってしまうので、初めの段階からある程度決めておくことをお勧めします。

目次 | Index

1.シンプルな静的サイト

WebサイトはHTMLとCSSの2つの言語で自由に制作することができます。
しかしながら、ゼロから作っていくのは大変ですし、サイトを構成するページが増えていけばいくほどSEO的には強まっていきますが、ページの管理が煩雑になったりします。

2.ブログサービス

提供されているブログサービスを利用すると、専門知識がなくてもサイトを制作することができます。ただし、制作上の制約が多く自由度が低いので、サイトの構成や見栄えは思う通りにはできません。
見せ方は気にせずに情報発信を主目的にし、より多くの人に読んでもらいたいという場合に効果が発揮します。

3.CMSサイト(動的サイト)

より自由に大規模にサイトを制作したい場合は、Wordpressなどのソフトウェアを利用したCMSサイトにするのも一つの方法です。
CMSサイトは後から自分でページを追加していくことができ、ページを増やしていくことも楽に構成できます。
ただし、HTMLやCSS以外にPHPやPerl、Javascriptといったプログラミング言語やデータベースの専門的知識も必要になります。
作りたいWebサイトに適しているのかどうかの確認、必要な機能の確認、運用面を考えた操作性の確認など広く検討しましょう。

4.設計の自由度

ブログサービスのところで触れたように、長い目で見たサイトの運用面を考えても、カスタマイズができるようなHTML編集機能があるかどうかも確認しておいたほうがいいと思います。
ページごとにmetaタグを設定したり、分析ツールのトラッキングコード、認証コードを追加するといったSEO対策ができるかどうかにも影響が出てきます。
また、XMLサイトマップの自動生成、パンくずリストの自動表示など、出来るだけ手動設定しなければならないようなサービスは避けたほうが無難でしょう。

5.まとめ

Facebookや食べログ、LINE、Amazonなどインターネットで自社の業績アップにつながるようなサービスは多くあります。
ホームページ(Webサイト)はそれらのうちの一つにすぎないのかもしれません。
しかしながら、「インターネットをどのように活用していくのか」を考え進めていくうちに、ホームページ(Webサイト)が必要かどうかを検討する時期がきっと来るでしょう。
その時に、ホームページ(Webサイト)をどのような見せ方にするのか、そしてサイト公開後どのように運用し将来的にはどう活用していくのかを十分検討してください。
少しの中期的な視点とコスト意識をもって十分検討した結論であれば、サイトを制作するしないに関わらず、きっと後悔はしないと思います。

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