対決!自然光 vs 撮影box!スマホでもこんなに綺麗に撮れます【写真Tips 第8回】
松寿 英次こんにちは。
前回のブログでは、必要にかられて撮影boxを自作しました。そのおかげで撮影はうまくいきましたが、撮影box自体の便利さをお伝えしていませんでした。そこで今回は、撮影boxでいろいろ撮ってみて、どのくらい綺麗に写るかを見てみたいと思います。
その際、自然光で撮ったものと写り方を比べてみます。
自然光はとにかく綺麗に写るのが特徴ですが、外の天気や時間帯によって写り方が変わるのが大きな欠点です。その点、照明を用いた撮影boxでは、いつでも同じ条件で撮影できるので安定した写真をたくさん撮れます。
撮影boxでいつでも綺麗に撮れれば、ブログに載せる写真撮影もだいぶ楽になります。なので、今回は是非とも便利さを実証したいです。
目次 | Index
自然光での撮り方説明
まず、自然光での撮り方です。この日、外の天気は曇り時々晴れで太陽はほとんど出ていませんが、まだお昼を過ぎたところなのでそこそこ明るいです。北面の窓際にいつもの画用紙で白背景をセッティングします。
今回はじめて「三脚」を使うことにしました。後ほど説明しますが、自然光と撮影boxで同じアングルで写すために必要です。
手前に妙な段ボールのかたまりが置いてありますが、ゴミではありません。れっきとした撮影機材です。実は、iphoneを三脚に固定する器具を持ってなかったので、急きょ段ボールで自作したんです。下の写真のように取り付けて使います。
スマートフォンでの撮影なのに全然スマートじゃないです(汗)。これから三脚を使うことが増えてくるので、次回の使用までに「スマートな器具」を用意しておきますね。
次に、以前のブログで使った「紙枠」をiphoneの画面に貼り付けます。
これも、自然光と撮影boxで同じアングルで撮るために必要です。
撮影boxでの撮り方説明
つづいて、撮影boxでの撮り方です。前回のブログでは台を重ねて高さをかせぎ、蛍光灯の真下で撮りましたが、今回は自分が持っている機材を使います。機材といっても専用のものではなくて、クリップ式のライトとそれを固定するためのスタンドです。
これを下の写真のように組み合わせて、撮影boxライティングの完成です。
同じアングルで撮るための工夫
自然光と撮影boxで、同じアングルで撮ったものを見比べれたら、違いがわかりやすいですよね。そのために上記の三脚と紙枠を使っているのですが、やり方は下の写真のようにします。
パソコン画面に表示されているのが、自然光で撮った写真です。それを見ながら、撮影boxでも同じアングルになるように、構図を詰めていくんです。これ、手持ちでやっていたら背中の筋肉が攣りそうになって、最後はヘトヘトになります。三脚は楽するためのマストアイテムです。
今回撮るものを一同に並べてみました。全部で12品目です。
ここでも比較しています。左が自然光で撮ったもの。右が部屋の雨戸を閉め切って、夜と同じ状態にしてから蛍光灯の光で撮ったものです。
自然光のほうが綺麗に感じます。でも光が反射して白く飛んでいる部分がありますね。蛍光灯は硬い写りですが、全体にきちんと写っています。どちらが良いというものではありませんが、写り方はこんなに違います。
12品目を撮り比べる
いよいよ、撮り比べ開始です。撮影カメラは、iPhone6plus(ios10.1.1)。自然光と撮影boxライティング、それぞれどんな写りになるのか見てください。
【プラスチックのコップ】
【瓶詰め調味料】
【缶コーヒー】
【手芸小物】
【陶器のコップ】
【秋の落とし物】
【陶器の小物】
【板チョコパッケージ】
【植物と小瓶】
【ぬいぐるみ】
【おもちゃのラジオ】
【果物と野菜】
いかがだったでしょうか?
やはり自然光は綺麗ですね。写りに立体感があって色味も深いです。撮影boxのほうは、全体に均一に光が回っていて、これも良い写りだと思います。
この撮影boxを作って本当によかったです。撮ることがとても楽になりました。
まとめ
◼︎自然光はとても綺麗に写ります。でも、天気や時間帯に影響されるので、業務で使用するには向きません。
◼︎撮影boxライティングは、簡単なセッティングでも十分綺麗に写ります。そして、いつでも安定した写真が撮れるので、業務的な作業にたいへん役立ちます。
◼︎三脚は最も便利なアイテムの一つなので、これからも使っていきます。
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