スマホカメラでボケを活かした写真を撮る【写真Tips 第5回】

松寿 英次

こんにちは。

ブログに載っている商品や雑貨の紹介写真の中には、まわりが綺麗にボケた写真があります。ピントの合っているところからフワ〜とボケていく写真はとても魅力的ですが、たいていの場合は一眼カメラを使って撮られています。

ボケる写真は高級な一眼カメラでしか撮れないと思われがちですが、スマホカメラでも構図を意識すれば、ある程度ボケのある写真を撮ることができます。今回は、スマホカメラでボケを活かした写真を撮ってみるというお話しです。

目次 | Index

スマホカメラのボケ具合を知る

前回のブログでも、ボケのある写真を一つ撮っています。屋外で花を撮った写真です。

スマホでもある程度ボケを得た写真が撮れます
スマホでもある程度ボケを得た写真が撮れます

この写真からもわかるように、スマホカメラにはある程度ボケのある写真を撮る性能が備わっています。では、実際どのくらいボケを出せるのか、それを知るために今回こんな実験をしてみました。

ここでボケの実験をしてみます
ここでボケの実験をしてみます

写真右下の床に積み木を2列に並べています。その列の中央にある赤い物体は郵便ポストの形をした貯金箱です。これをアングルを変えてスマホで撮ってみます。今回も使用スマホはiphone6plus(ios9.3.5)です。

手前がややボケています
手前がややボケています

カメラを構えて貯金箱にピントを合わせます。iphoneの場合、ピントを合わせたい部分を画面でタップするだけで、そこにピントがきます。貯金箱にピントが合った状態で全体を見ると、前の積み木と奥の椅子がややボケているのがわかります。次に貯金箱を奥に移動してみます。

手前のボケがわずかに増しました
手前のボケがわずかに増しました

ピントを奥にずらすと、手前のボケがほんのちょっと大きくなりました。では今度は貯金箱を手前に持ってきます。

背景がいい感じにボケました
背景がいい感じにボケました

ピントが手前くると、奥が綺麗にボケました。このように、ピントの合っている前後でボケが生まれていることがわかります。

背景をボカすほうが効果的

今度は撮るものを変てみます。恐竜の模型にモデルになってもらいます。

恐竜の模型を撮ってみます
恐竜の模型を撮ってみます

アングルを変えて模型が一列に並ぶ方向から撮ります。まず、一番奥の恐竜にピントを合わせます。

ピントは奥。手前のボケは小さいです。
ピントは奥。手前のボケは小さいです。

一番手前の恐竜が適度にボケていますが、全体としてはボケを感じにくいと思います。次は列の真ん中にピントを合わせてみます。

ピントが中央。さらにボケが小さくなりました。
ピントが中央。さらにボケが小さくなりました。

先ほどよりも手前のボケは弱くなって、全体的にさらにボケを感じなくなりました。では、ピントが手前ではどうでしょうか?

ピントが手前。背景が綺麗にボケています。
ピントが手前。背景が綺麗にボケています。

手前の恐竜にピントがピシッと来て、背景が綺麗にボケました。この写真ならボケを感じることができます。

こうやって比較してみると、撮りたいものを手前に大きく入れて背景をボカすのが、スマホカメラでは効果的なのがわかります。

商品写真に活かしてみる

実験はうまくいきました。では、このボケを商品撮影に活かそうとした場合、うまく使えるでしょうか?今回は郵便ポストの貯金箱を商品に見立てて撮ってみたいと思います。

これまでのブログでは、商品を撮るときは主に白背景を使ってきました。白背景だと後ろに入り込む景色を気にすることなく、手軽に綺麗に撮れるからです。

でも今回は背景をボカした写真なので、当然ならが背景が写ります。ボカすことだけを意識して室内で適当に撮っても、ブログに掲載できる写真にはなりません。商品の雰囲気に背景が合ってないからです。

商品の雰囲気に合ってないと、ボケも活きません。
商品の雰囲気に合ってないと、ボケも活きません。

なるほど、ボケを活かすとは『背景を活かす』ことなんだと気がつきました。そうなってくると、商品ごとに求められる背景が違ってきます。

そこで、今回撮影する商品について考えました。郵便ポストの貯金箱はノスタルジックな雰囲気があります。なので懐かしさを感じる暖色系の光で撮りたいです。そして貯金箱は雑貨や小物、文房具的な扱いです。そういった要素を背景のテーマにしようと思いました。

テーマに合った背景を求めて、家の中を散策しました。いろいろ物色して構図とか光を決めて、試行錯誤の末にやっと撮影したのが最後の一枚です。

雰囲気出たでしょうか?
雰囲気出たでしょうか?

まとめ

■スマホカメラにもピントをボカせる性能があります。
■ボケを活かすには、手前よりも奥(背景)をボカすほうが効果的です。
■ボケを活かすということは『背景を活かす』ということになり、そのためには撮るものの雰囲気に合わせた背景を用意することが大切です。
■白背景はやはり便利です。

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